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国民健康保険 名田庄診療所
中村伸一


施設名称 :
国民健康保険名田庄診療所
開設年月 : 1955年7月
所在地 :
福井県大飯郡おおい町名田庄下6-1
管理者 : 所長 中村伸一
診療科目 :
内科、胃腸科、消化器科、アレルギー科、小児科、外科、整形外科、皮膚科
併設施設 :
「あっとほ~むいきいき館」内に、診療所のほか、歯科診療所、訪問・通所介護事業所、国保総合保健施設、住民のための多目的室、町役場の支所などを併設。



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 人は人生の最期に何を語るのでしょうか。
 平均寿命は女性の方が長く、今のご高齢の方は多くの場合、女性の方が男性よりも年下です。ということは、妻が夫を看取るパターンの方がはるかに多いわけで、夫は妻に最期の言葉を残すことになります。
 人生の最終段階で、夫はどんな言葉を妻に残すのか?職業上、多くの高齢男性の最期におつきあいしましたが、私は直接ご本人からその言葉を聞いていません。後で奥さんから聞いた話です。印象深い言葉を紹介します。
★「もう一度生まれ変わっても、またいっしょになろうな」
 こう言っては失礼かもしれませんが、無口で決して男前とはいえない男性が、最期の最後に奥さんに残した言葉です。かっこいいです。あまりにもかっこよすぎます。イケメンで饒舌な男性が、雰囲気たっぷりに語っても、こんなにかっこよくはならないでしょう。
 こんな言葉を贈られた奥さんは、ご主人のいない残りの人生を間違いなく幸せな気持ちで暮らすことができるでしょうね。
★「これまでありがとう。家で死ねて、いい人生やった。お前も最期は中村先生にここで看取られて死ぬんやぞ」
 典型的な亭主関白の方でした。頑固でわがままで、さんざん介護で奥さんに苦労をかけておきながら、最期にこんなふうに締めくくるなんて、ホントにすばらしいですよね。奥さんへの感謝の言葉ですが、私にとっても名田庄に残る決め手の一つになりました。
★「みそ汁がほしい。つらいときも苦しいときも、 あの一杯でどれだけ救われたことか」
 死ぬ間際には何も口にできないのが普通ですが、最期に食べるとしたら、何を食べたくなるでしょうか?
 この方も無口で、奥さんをほめたことはありませんでした。奥さんがつくった料理に対しても「おいしい」だとか「上手だね」なんてことは、一言も言うことがなかったそうです。ところが、何も言わなくても、奥さんがつくったみそ汁にはずいぶん感謝していたことがわかります。
 長い人生ですから、仕事や人間関係でつらいこともあったはずです。それでも、家庭では愚痴ひとつこぼさず何事もなかったようにふるまっていたのでしょう。毎日、奥さんのみそ汁を食べながら、つらいことを癒してきたけど、感謝の言葉を口に出すのも照れくさい。そのまま何十年も過ぎていった後に、人生でたった一度だけ奥さんをほめたのが、みそ汁でした。

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